日本では古来より様々な歴柱(れきちゅう)が用いられてきました。歴柱とは歴本という暦(こよみ)に関する書物に記載される事項のこと。
今日のように合理的で科学的な生活を行う現代人であっても冠婚葬祭の場面では暦による吉凶へのこだわりがみられます。
旧暦の1月1日を先勝として 友引 先負 仏滅 大安 赤口の六つの日が順にめぐる六曜(ろくよう)あるいは六輝(ろっき)と呼ばれる吉凶の基準日は最もよく用いられる暦の一つです。
●先勝(せんしょう)
せんかちとも読み急いで吉とされる日。午前が吉、良い。午後が凶、悪い。急用や訴訟などに吉。
●友引(ともびき)
相引で勝負なしという日。朝晩は吉、昼は凶。友を引くというので葬儀を営むことを忌む俗信がある。
●先負(せんぶ)
せんまけとも読み平静を守って吉、先勝の逆に午前が凶、午後が吉。急用に忌む。公事などを避ける日。
●仏滅(ぶつめつ)
万事が凶。移転 開店などことを始めるのをさける。
●大安
一日中 吉とされる日。万事すすんでよい
●赤口(しゃっこう)
しゃっく とも読み 正午だけ吉の大凶の日。災いに出会いやすいとされる。